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Fuku Spo – ラグビー/藤井 雄一郎 監督(宗像サニックスブルース)

宗像サニックスブルース 監督/藤井 雄一郎

見る人にとっても楽しい攻撃的なラグビーをめざす。

2018―2019シーズンは開幕戦こそコカ・コーラウエスト レッドスパークスに勝利したものの、怪我やイエローカードで出場できない選手が出てしまい、惜敗が続いてしまいました。後半戦に入って怪我をしていた選手も戻り、経験も積んできたことで、勝利で終われるチームへと成長しました。

うちのチームはもともと点数を取って勝つチームでしたが、昨シーズンはディフェンスに重きを置いたチームづくりをしました。ディフェンスが安定したのは間違いないのですが、攻撃のインパクトが足りず、点数を取れなくなってしまったんですね。なので、今シーズンに向けてはアタックを重点的に強化してきました。昨シーズン強化したディフェンス力とのバランスが取れたいいチームになってきるのではないでしょうか。

 

世界レベルのラグビーをチームに持ち帰り活かす。

昨シーズン終了後、私はサンウルブズのスタッフとして、スーパーラグビーの世界でレベルの高いコーチングを見てきました。世界のラグビーは、一つのミスで点数が動いてしまいます。そこで戦う選手たちは、厳しいプレッシャーの中でもミスなく確実に遂行することができます。私はサンウルブズで学んだことをチームに持ち帰り、厳しいプレッシャーの中で確実にプレーを遂行できるかをテーマにやってきました。徐々にではあるけれど、選手たちの力は上がっていますね。今シーズンは怪我人もほとんどいませんし、開幕に向けていい準備ができているという実感があります。

今シーズンからトップリーグの規約が変わり、外国人選手が最大5名までピッチに立てるようになりました。これまではチームを1つにするため、あえて通訳を入れずにカタコトの英語でやってきたのですが、今シーズンから通訳を入れ、言葉の面でのコミュニケーションも大切にしています。とはいえ、外国人選手も日本人選手もお互いに理解し合ってつながりを強くしていくことが大切です。これからも選手同士のコミュニケーションを大切にしながら、1つのチームとして力を高めていきたいと思います。

 

地元・宗像での試合で 上位チームに勝利したい。

8月31日、トップリーグ2018―2019シーズンが開幕しました。残念ながら開幕戦は負けてしまいましたが、10月6日には昨シーズン4位のトヨタ自動車ヴェルブリッツと、10月13日には王者・サントリーサンゴリアスと、地元・宗像のグローバルアリーナで戦います。ラグビーはルールが難しいと言われますが、ルールが分からなくても楽しめるスポーツです。来年は福岡でもワールドカップの試合もありますし、ワールドカップを楽しむためにも、まずはトップリーグの試合から見始めるのもいいのではないでしょうか。うちのチームにはスーパーラグビーの選手も多く在籍していますし、ワールドクラスのプレーが随所で見られるはずです。私たちが目指す、点数を取って勝つラグビーは見る側にとっても楽しいもの。ぜひグラウンドに来て、その盛り上がりを体感してください。

 

<編集部からのおまけ質問>行きつけのお店、教えてください!

JR赤間駅の近くにある『岩磯』という海鮮居酒屋によく行きます。この辺りは海も近くて魚も美味しい。のんびりしていていい街だと思います。

※シティ情報Fukuoka 2018年10月号本誌掲載

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