【家づくりのお宅訪問】この家を得たことで毎日がもっとカラフルに「棟生工務店がつくった新築住宅」

2021年04月27日 公開

新しく造成された住宅地の中でも特に見晴らしの良い場所に立つK邸。周りに遮るものは何もなく、陽当たり抜群。家の中にも至る所から光が入り、贅沢に使われた木の質感とも相まって心地いい！「実際に何軒か見学にも出かけたんです。でもなんか違うなぁ、と。そんな時、この土地に出合ってしまって」。加えてそのころ、奥さまの同僚が注文住宅を入手。K夫婦にとっても注文住宅を選択する後押しになった。「でも、そこからが大変。最初、依頼していた会社は予算に納得ができず、次に相談したところは“お客様第一”すぎてプロとしてのアドバイスが見えなくて。“素人の自分の案がそのまま家になっちゃうかも！”と不安に」。そのタイミングで、友人から紹介されたのが『棟生工務店』。「社長の吉富さんが自ら棟梁も務め、その経験をフルに活かしながら、家族にとって一番の家を提案してくれるところにすごく魅力を感じたんです」。

外壁はブラックのガルバリウム剛板貼りに。玄関やデッキ上の部分に木を取り入れたことで家全体の表情が豊かに。リビングの外には「ちょっとくつろぎ空間を」とデッキを設置。広めに取った庇裏にはタープ用の金具を自ら設置

玄関たたきにはニュアンスのあるタイルを。シュークローゼットには仕事道具も収納するため、天井高を他より上げた

一直線に配置したLDK。床材は時間を経るごとにいい風合いを増してくるチェスナット。天井を鵜作りの杉の木貼りに

家づくりの中盤まで、なんとなくL字型の家を考えていたという。けれど吉富さんに相談してみると・・・。「ちょっとコストがかかるのと、陽の入りが思ったより期待できなくなるかも」との返事が。「好きな空間にしたい、という思いからの想像だったのですが、理想と現実の違いみたいな話もプロ目線できちんとしていただけたのも良かったですね。以降、高さは欲しいとか、壁に囲まれ過ぎないようにしたいとかピンポイントでのリクエストは出しましたけど、基本おまかせに。その結果、この心地よい家ができました」。
1階にはLDKと水回り。2階に寝室と2つの子ども部屋、そしてKさんのアトリエ。スペースも無駄なく使った間取りが動線もスムーズで、奥さま曰く「家事もすごくしやすい」とのこと。ちなみに奥さまの一番のお気に入りはキッチン。「LDKが一直線なので料理をしながらでも子どもたちのことがよく見えますし、ここにスツールを置いて本を読んだり・・・。気が付けばここにいますね、ずっと」。

美しい佇まいのドアや収納の扉などは全て『棟生工務店』の造作

インダストリアル系の洗面台もお任せ。床はグレーと迷い、汚れをすぐに見つけられるようホワイトに

家づくりをプロに任せることができた一方、エクステリアは自ら手掛けてみようと考えたKさん。ホームセンターに出向いて石や木を運び込むことも今や休日のルーティンに。また、コツコツと集めてきたアメリカのヴィンテージ家具や照明も、新しい家の中でそれぞれが居場所を見つけ、存在感を光らせているところも夫妻にとって嬉しいポイント。「こんな空間で、こんな暮らしがしてみたいと思っていたことが、一気に叶った感じです。楽しみを先送りしなくて本当に良かった」とKさん。
頼れるビルダーとの出合いが叶えた理想の暮らし。旅行に行けない今だからなおのこと、この家で日々が紡がれる豊かな暮らしが、K家の幸せをアップデート！

2階へ上がってすぐのスペースがKさんのアトリエ兼趣味部屋。壁をあえてなくしたのは「子どもたちといつでも触れ合えるように」

子ども部屋のひとつ、鵜づくりの杉の床板はつい裸足になりたくなる心地よさ。2部屋それぞれにクローゼットも設置した