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【家づくりの達人に聞きました】営業活動を一切しない住宅会社「サードカフェ」

徹底的に無駄を省くことを追求し、辿り着いたカタチ

これまでに大手住宅メーカーや地上住宅メーカーなどに勤務し、様々な業務を経験した桐谷さん。その華々しい経歴を裏返すと、住宅会社の仕組みをすべて理解しているともいえる。そんな桐谷さんが独立する際に出した答えが「コスト=人件費を削減し、お客様に還元する」こと。「家を建てる時に一番お金がかかるのは、人件費なんです。営業マンが制約を取ってくる確率が7分の1だといわれています。ということは成約をした1軒の中に他の6軒分の稼働経費も含まれているということ。これを改善してコストカットにつなげたいと思い、こちらから営業活動をせずに関心や興味を持っていただいたお客様とだけ商談を進めるスタイルを確立しました」。
さらに、一般的には営業担当・設計担当・工事担当と、職域が分けられているケースが多いが、サードカフェではすべて桐谷さんが担当。これも人件費のコストカットと、契約後に営業担当から工務担当への引継ぎトラブルを防ぐことができる。住宅業界では本来あり得ないとされているこの方法。その常識を打ち破ってでも試してみたかったのだという。「すべて一人で担当すると、1度にたくさんの案件を抱えることは難しい。だけど、その分お客様に対して思う存分熱量を注げるのですごく心地がいいんです」。

 

 

そして桐谷さんが特にこだわっているのが、“打ち合わせ”だ。大手住宅メーカーの場合、打ち合わせの平均期間は約1ヶ月。サードカフェでは特に期間は設けず、互いに納得いくまで時間をかける。「一生に一度の買い物ですから、悩むのは当然。どんなに時間がかかっても、いいものが生み出せるならそれが正解だと思っています」と桐谷さん。サードカフェのホームページではブログに桐谷さんの思いがつづられているので、ぜひチェックしてみて欲しい。

 

福岡では数少ないリノベの展示場
春日市某所に位置するマンションタイプの展示場。リノベーションの物件だが、家具が配置されているので“家を建てた後”を想像するのにピッタリな空間だ。桐谷さんのセンスを肌で感じることができるので、迷っている方ぜひ1度足を運んでみて欲しい。お電話か「サードカフェ」の店頭で予約することが可能。

3rd. Cafe LIVING STYLE


一級建築士 桐谷シゲルさん

大手住宅メーカーに入社し、現場監督、設計、営業などの様々な分野の業務を経験。その後、地上ゼネコンのリノベーション事業部、地上住宅メーカーの役員を務めて独立。一級建築士、省エネ建築診断、健康住宅アドバイザー、一般耐震技術認定者など、住宅に関する多数の資格を保持。

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