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Fuku Spo – 福岡ソフトバンクホークス/柳田 悠岐

柳田 悠岐(Yanagita Yuki)外野手・背番号9

 

 

©SoftBank HAWKS

 

 

完全優勝に歓喜!個人でも最多安打のタイトルを獲得

リーグ優勝、日本一と、今年は完全優勝できたのですが、個人にとってもチームにとっても本当にいい年になりました。一番嬉しかったのは、怪我することなく最後までチームのみんなと戦えたことですね。2019年は怪我で離脱していた期間が長く、たくさん迷惑をかけたので、特にそう感じます。最多安打のタイトルを取れたことも、もちろん嬉しいです。でも、狙っていた訳ではないですし、ずっと試合に出続けたことで、たまたま付いてきたものという感覚ですね。タイトルへのこだわりはありませんが、ホームランはもっともっと打ちたいという気持ちはあります。

 

今年は年頭から、チームの優勝だけを考えて準備してきました。そのために一番気を付けたのは、やっぱり「怪我をしない」ということ。試合に出て打ち続けてこそチームに貢献できるので、健康面やコンディショニングづくりには最大限の注意を払っていました。そして、試合では「ここぞ」というところでちゃんと集中し、結果に一喜一憂しない。その積み重ねでしたね。

 

そして、今年はことさらファンの声援がどれだけ自分の力になっていたかに気付かされた1年でもありました。ファンの声援があると、モチベーションも上がりますし、変なプレーはできないといういい緊張感が生まれますし、アドレナリンもでます。まだまだこれまでのような日常は戻っていませんが、以前のように声を出して応援してもらえるようになったらいいですよね。今年はファンフェスティバルもリモートや距離を取っての交流になりましたが、ファンのみなさんには感謝の気持ちしかないんで。本当にありがとうございました!

 

ベンチや試合では、若手が日に日に成長しているのがわかりましたし、成長のスピードが早いなと思いました。特にそう感じたのは、周東(佑京)ですね。足が速いことはもちろんそうなんですが、バッティングの内容が練習の時から変わってきていて、その方が僕にはインパクトがありましたね。他にも打撃や守備面で「あーこいつ、変わってきているな〜」と、コーチもチームメイトのみんなもわかるぐらい成長した選手が何人もいます。そういうのが、チーム全体の結果に繋がったと思います。若手はこれからまだまだ野球人生長いので、自分のプレーに集中して頑張ってほしいなと思いますね。僕は、とにかく結果を出すことしか考えてないので、結果でチームを引っ張って行けたらいいなと思います。

 

©SoftBank HAWKS

 

 

来年も日本一になるために一から自分を見つめ直して

オフは身体をゆっくり休められる幸せな時間ですね。5歳と1歳の子どもと過ごす時間が、一番リラックスできます。5歳の子どもは、最近口が達者になってきたので、打てなかった日に「パパ全然打たんね」と、ストレートに言ってくるんです(笑)。子どもの成長は早いな〜と思いながら「全然打てんやった〜」って返しています。でも、ホームランを打った日はめちゃくちゃ褒めてくれるんで、それが一番励みになっていますね。下の子が褒めてくれるようになるぐらいまでは、しっかり頑張りたいなと思います。

 

野球は、一打席、一球ごとに考えを変えていかないといけないぐらい難しいものです。なので、今年良かったことを引きずることもしないですし、シーズンが変われば、一からのスタートです。2021年に目指すバッティングや意識なんかはこれから考えていきますが、具体的には、身体を動かしたりバッティングを始めたりする1月頃からですかね。どうやって打てるようにもっていくかは毎年の課題です。

 

野球ができる間は、「いいバッター」でありたいですね。僕が思ういいバッターは、チームのみんなが打ってほしいと思うときに打てるバッター。しっかり身体づくり、土台づくりをして来シーズンも怪我なく戦って、優勝します。

 

 

\柳田選手のプライベートに迫るQ&A/

 

お気に入りの飲食店は?

あるけど言いたくないな~(笑)福岡は魚が美味しいので焼肉より魚をよく食べに行きますね。好きなのは煮魚。煮汁をいっぱい付けて、ご飯と一緒に食べるのが最高です。

 

休日の過ごし方は?

オフなのでチームメイトとゴルフ行ったりしますね。ベストスコアは…余裕ですよ(笑)。ゴルフも土台づくりから鍛え直さないといけないなと思っています(笑)。ドライバーも意識はコンパクトミートです。

 

※シティ情報Fukuoka2021年1月号本誌掲載

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