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Fuku Spo – 福岡ソフトバンクホークス/森 唯斗

森 唯斗(Mori Yuito)投手・背番号38

大事な場面を任せてくれた、デニスやチームの期待にしっかり応えたい。

今シーズンは予期しなかったことの連続。まずケガ人が多いですし、昨シーズンずっと投げていた翔さん(岩崎翔投手)も、デニス(デニス・サファテ投手)もいない。その分、僕がしっかりやらないといけないなと思っています。もちろんプレッシャーはあるけれど、すごくやりがいがあるし、楽しいです。  デニスは僕にとって師匠であり、良きパートナーでもあり。キャッチボールもずっと一緒にやってましたし、強い絆を感じています。デニスが帰国前、ツイッターで「(森は)僕がいない間に、とても偉大な仕事をするだろう」と書いてくれたこと、すごく嬉しかったです。デニスとは直接いろんな話をしましたが、帰国する前の試合で僕がしっかり抑えられていたのを観て、「そのままキープして、ずっとがんばってくれ」と。その期待に応えなくてはと思っています。もちろん「いくらお前が頑張っても、俺が帰ってきた時は、その仕事は俺のもの」というデニスのコメントも読みました(笑)。いや、ホントにその通りだし、ああいう表現で「がんばれよ!」って言ってくれてるんだなって。うん、しっかり伝わってきました!

 

厳しい勝負の世界、ピンチというチャンスに、いかに力を発揮できるかが大事。

デニスはホークスの絶対的な守護神。堂々としていて、頼もしくて……たぶん、ファンのみなさんが思い描いているイメージそのままの投手です。ものすごくマジメで、練習も手を抜くことなく、しっかりします。練習をおろそかにするところは一度も見たことがないし、その姿勢こそ、プロの野球選手にとっていちばん大事だと教わりました。デニスに追いつき、追い越すためには、僕ももっともっとしっかり練習して、全体的なスキルを上げないと。あ、でも、デニスもふざける時は思いっきりふざけますよ(笑)。そういうメリハリのつけ方も見習いたいです。

翔さんは僕にとってある意味、ライバル。翔さんに負けたくないと思って、ここまでやってきましたし、これからもそうだと思います。プロの世界には「その人(ライバル)に勝たない限り、そこでは投げられない(活躍できない)」っていうポジションがある。プロ野球選手なら、勝ちたいと思うのが当然です。それに「じゃあ、どうやって勝つか?勝つためには何をすればいいか?」って、真剣に考えながら野球に取り組むことは、選手同士にとっていい刺激になる。ライバルって互いに切磋琢磨できるいい関係なんです。

若いピッチャーもけっこう上がってきました。ここに上がってくる選手は、気持ちの面も技術的な面も「できている」から上がってきているんで、僕からあえて何かを言う必要もない。たぶんどの選手も、故障者が多い今のチーム状況を見て、「自分ががんばらないと!」と思っているはずですから。誰かが抜けてしまった状況は、チームとしては苦しいけれど、選手個人にとってはチャンスでもある。僕はそう思っています。そのチャンスに、どこまでできるかがすっごく大事。やるなら今しかない!って感じです。

目指すは信頼されるクローザー。デニス以上に熱い声援をよろしくお願いします!

個性豊かなホークスのピッチャー陣。その中で自分の強みを挙げるとしたら、負けん気の強さかな。あと体力にも自信あり。僕はどっちかというと間を空けずに投げていたい方なんで、どんどん投げて、年間60試合くらいはいきたいですね。チームから信頼されていれば、数字は自然とついてくると思うので、信頼されるよう1試合1試合を大切に投げ抜きます。無駄な試合はひとつもないんで。「森が出てくる日は、チームに勝ちがつく」。そう言われる年にしたい。勝ち試合の最後にマウンドに出ていくと、歓声の大きさがまるで違うんですよ!ウォーーーッ!って、もうすごいです。「絶対ここで抑える!」という気持ちが強くなりますし、やりがいも大きい。皆さんの期待に応えて、注目が集まる場面に立ち続けたいですね。

今年のホークスが目指すのは、もちろん日本一! そのために僕もしっかり投げて、勝ちに貢献できるようがんばります。僕がマウンドに上がったら、デニス以上に熱い声援をくれたらいいな。その声援に応えて僕もしっかり抑えるんで、どうぞよろしくお願いします! でも、ヒーローインタビューだけは大の苦手! 人前でしゃべるのって本当に苦手なんで、活躍はしたいけど、あれだけはカンベンしてほしいな(笑)。

<ふくスポおまけクエスチョン>福岡でよく行くお店はどこですか?

外食、よく行きますよ。焼鳥にしゃぶしゃぶに海鮮…結構いろんなジャンルの飲食店をまわります。特に好きなのは焼肉! この前、今宮(健太選手)と行ったのは、和白にある「広州苑」。ウマかったなー。2人でかなりの量、食べました!

※シティ情報Fukuoka 2018年6月号本誌掲載

 

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