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リアルまもる君が体験!豊かな自然に囲まれた宮古諸島の島人の暮らし

沖縄本島の南西に広がる宮古諸島。
宮古島を中心に大小8つの島からなりそれぞれの島に個性と歴史が詰まっています。
今回は、宮古島観光大使を務めているリアルまもる君が、実際に島人(しまひと)の暮らしを体験。
観光では感じることのできない、島々の素の魅力を現地の島人とともにご紹介します。

 

▼目次

1.美しい海に囲まれた宮古諸島

2.宮古島のさとうきび畑で苗付体験

3.多良間島で闘山羊ピンダアースに出会う

4.伊良部島で新鮮なカツオを実食

5.自然と歴史に触れる池間島さんぽ

 

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1:美しい海に囲まれた宮古諸島

沖縄本島より南西約300kmに位置する「宮古諸島」。那覇空港から飛行機で約50分、サンゴ礁が
隆起してできた8つの島々
(宮古島、池間島、来間島、大神島、伊良部島、下地島、多良間島、水納島)で構成されています。宮古諸島観光の拠点となるのは、8つの島の中で最も大きい「宮古島」。4つの島と大きな橋で繋がっており、車で自由に行き来することができます。高温多湿な亜熱帯海洋性気候で、一年中暖かく過ごしやすいのも宮古諸島の魅力。宮古島の代名詞でもある、宮古ブルーと称される透明度の高い海は島内に山や川がなく海に土砂が流れ込まないという、宮古島の恵まれた地形が生みだした賜物です。九州・福岡からは、那覇で飛行機を乗り継ぎ、宮古島へと移動するのが一般的。宮古島と橋で結ばれていない、大神島へは島尻港からフェリーで、多良間島へはフェリーや飛行機を使って行くことができます。

 

 

 

2:さとうきび畑で苗付体験

宮古諸島の中心であり、観光の拠点として知られる「宮古島」。東洋一美しいと称えられる澄んだ海や、自然の雄大さを感じられるパワースポットなど、見どころが多く人気の離島です。今回リアルまもる君が訪れたのは、宮古島で農業を営む浦崎さんの畑(ぱり)。観光では知ることのできない島人の暮らしをのぞかせてもらいました。

 

 

こちらは、沖縄を代表する名産品でもある「さとうきび」。宮古島の基幹作物であり、島内で最も生産量の多い農作物なのだとか。浦崎さんもさとうきびを栽培しており、畑の敷地面積はなんと780アール(23400坪)!この広大なさとうきび畑で、苗植えを体験させてもらいます。

 

 

まずは、成長しているさとうきびを根元から切り落とす「苗取り」からスタート。これから成長する芽を見分けるのは、素人には至難のワザです。熟練の目を持つ浦崎さんが見守る中、無事にさとうきびの切り落としに成功。その達成感に思わず笑顔がこぼれます。

 

 

苗取りを終えたら、畑だからこそ楽しめる、採れたてさとうきびで一息。甘いさとうきびで糖分チャージをして、次の作業へと移ります。

 

 

最後の作業は、切り落とした苗を、丁寧に土へと埋めていく「植え付け」。さとうきびの植え付けは毎年春と夏に行なわれ、冬に収穫を迎えます。毎年何トン分もの植え付けを手掛けている浦崎さんには脱帽。収穫したきびの平均糖度は13~14度で、糖度が0.1度上下するごとに出荷価格は100円変わるのだとか。

 

 

「土づくりから収穫までの農業の苦労を知った上で、宮古島の食を味わってほしい」という思いの下、毎日5~6時間の畑仕事をこなしている浦崎さんですが、もともと県外で溶接の仕事をしており、宮古へ戻って農業を継いだのは56歳の時なのだそう。知人に一から教わりながら農業をスタートし、今では780アールもの広大な畑を手掛ける大ベテランです。

 

 

浦崎さんの畑仕事をサポートする山岸さんは、「宮古島の農家の方々への貢献」を目指し、「長北アグリカルチャープロジェクト」を結成。宮古島の農家でつくられた野菜や果物を直接消費者へ届けたり、人手不足の農家へ人材派遣をしたりと、宮古島の農家の方々のサポートを行なっています。

 

 

 

3:多良間島で闘山羊ピンダアースに出会う

宮古島から飛行機で約20分。周囲約20キロメートル、約1100人の島人が暮らす「多良間島」。沖縄に古くから伝わる「琉球風水」の思想をとりいれた風水村落としても知られており、島の各所にフクギの木が植えられていることから「フクギの里」と呼ばれることも。

 

 

今回、多良間島で体験するのは「ヤギの飼育」。多良間島では、一家に2~3頭のヤギを食用家畜として育てる文化が今でも残っており、島内を歩けばあちこちでヤギ小屋を見かけます。近頃は、食用ではなく「ピンダアース」とよばれる闘山羊として、決闘用に飼育している家庭が増えてきています。前回のピンダアースのチャンピオンヤギを飼育されている豊見山さんに、その様子をうかがいました。

 

 

まずは、ヤギの親子に餌やりでご挨拶。体調のチェックも兼ね、毎日朝夕30分ほど、餌をやりながらヤギと触れ合うのが豊見山さんの日課です。餌やりで無事にヤギとの距離を縮めることができたリアルまもるくん、ヤギとツーショットを撮ってごきげんです。

 

 

腹ごしらえをしたら、食後の運動。ピンダアースのチャンピオンに輝いたシンメトリーと一緒に、敷地内をのんびりお散歩します。前足を高くあげて相手を威嚇するという闘山羊のワザ「まいだつ」を練習する様子も、豊見山さんが特別に見せてくれました。餌やりやお散歩のときの雰囲気からは一変。大迫力の一コマです。

 

 

幼い頃から多良間島でヤギと深く関わり、食用のヤギを育てて、絞める場面も経験したという豊見山さん。今では「ヤギは私にとって大切なパートナー。自分で育てているヤギを食べるなんてできない」と語ってくれました。「これから多良間の文化として、ヤギを皆に知ってもらいたい」と、現在は多良間村ふしゃぬふ観光協会とともに闘山羊「ピンダアース」の普及活動に努めています。

 

【多良間島ピンダアース大会お問合わせ】

 

一般社団法人多良間村ふしゃぬふ観光協会

 

住所:沖縄県宮古郡多良間村字塩川445-1

 

電話:0980-79-2828

 

 

4:伊良部島で新鮮なカツオを実食

2015年に開通した、無料で通行できる日本一長い橋「伊良部大橋」が記憶に新しい「伊良部島」。宮古島の北西5キロにあり、宮古諸島の中でも観光に人気の島として知られています。「漁業」が主要産業である伊良部島では、古くから伝わる「パヤオ漁」という方法での漁業が今でも盛んに行なわれています。伊良部島の漁師町で、魚と共に暮らす島人の生活をのぞいてみます。

 

 

こちらは、午前10時の佐良浜漁港。朝1時に出航したという漁師たちが、ちょうどカツオ漁から戻ってきました。長い時は午後2時まで漁を続けることもあるそう。港に入るとすぐ、てきぱきと水揚げをスタートし、重さをはかったり仕分けをしたりと出荷の準備に勤しみます。今水揚げされているカツオたちは、この日のうちに沖縄本島のスーパーに並びます。

 

 

次にやってきたのは、漁港併設の池間鮮魚店。ここで捌かれた魚が、柵や刺身に切り分けられ、一般のお客様向けの商品として販売されます。今回は、採れたばかりの新鮮なカツオを実際にさばかせてもらうことに。仲買人の池間さんにアドバイスをもらいながら、丁寧に包丁を入れていきます。

 

 

自分で捌いたカツオを実食。力強い歯ごたえと、口いっぱいに広がるカツオの旨みが、カツオの新鮮さを物語ります。漁師の漢那さんがおすすめする漁師飯「カツオのマヨネーズ和え」「カツオのアラで出汁を取った味噌汁」もいただきました。

 

 

最後は、港で出会った島人と記念に一枚。漁師やカツオ漁について詳しく教えてくれた普天間さん(右)と、カツオ捌きでお世話になった池間さん(左)です。

 

県内外から訪れる子どもたちに漁の歴史を伝えるため、自身も漁船にのり漁師の密着取材を行なっていたという普天間さんに、この仕事を始めて10年、お客さんが喜ぶ顔を思い浮かべながら今日もカツオに包丁を入れていく池間さん。伊良部島のカツオ漁を支え続ける、素敵な島人との出会いを感じたリアルまもるくんでした。

 

【体験お問合せ】

 

伊良部漁業組合(普天間一行)

 

住所沖縄県宮古島市伊良部字池間添248-37

 

電話:0980-78-3119

 

携帯:090-9782-1185

 

 

 

 

5:自然と歴史に触れる池間島さんぽ

白砂が美しい天然のビーチに、野鳥の楽園と呼ばれる池間湿原。島全体が国指定鳥獣保護区に指定され、豊かな自然が魅力の「池間島」。1992年に開通した池間大橋のおかげで、宮古島からのアクセスも格段に良くなりました。今回は、池間島をのんびり散歩しながら、島人の日常をのぞいてみましょう。

 

 

リアルまもる君に池間島を紹介してくれるのは、池間島観光協会の仲間さんです。一時は県外で働いていたものの、島の活性化のため幼い頃から育った池間島へとUターン。自身で「池間島観光協会」を立ち上げ、沖縄県民向けの旅行事業「島あっちぃ」や、島の水難防止運動などの活動を行なっています。

 

 

二人がいるここは、池間島自治会館。かつて使われていた生活用品が保管されており、昔の人々の暮らしの知恵を垣間見ることができます。見たこともない不思議な生活用品に戸惑うリアルまもる君に、仲間さんが歴史や用途を優しく説明してくださいます。

 

 

続いて訪れたのは、池間島の最高守護神である「大主神社」。普段は立ち入ることができない神聖な場所となっているため、鳥居の前で一礼。夏に3日間行われる神事「ミャークヅツ(宮古節)」の期間のみ、境内に入ることができます。

 

 

大主神社を後にして、数百年前まで歴史を遡るという古道を通り、池間遠見台や地域の里神(さとぅがん)である御嶽を巡ります。何気ない島の一景も、仲間さんのガイドがあれば、歴史を感じられる観光スポットに早変わり。

 

 

「池間島に産業を生み出したい」と、島で採れた魚や植物を使った製品販売にも取り組んでいるという仲間さん。「池間島の歴史など、知りたいことは何でも聞いてください」と、県外からの観光客も大歓迎だそう。観光で池間島に立ち寄られる際には、ぜひ観光協会に立ち寄って、仲間さんから池間島のエピソードを伺ってみては。

 

【体験お問合せ】

 

池間島観光協会(仲間 広二)

 

住所沖縄県宮古島平良字池間510-1

 

電話:0980-75-2305

 

携帯:090-49697280

 

 

 

この記事は沖縄県・(一社)宮古島観光協会とのタイアップです

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