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コラム

海外ヴィンテージのカルチュラルな空間。徹底した世界観を貫くモデルルームを拝見

2017年05月02日│コラム│writer:Shinji Kawano

趣味の延長線上にある大人の遊びと、心を解き放つ寛ぎの空間。
写真に切り取りたいほどセンスが溢れる住宅のヒントを覗きに、『CODE STYLE』の新しいリノベ—ションモデルルームに伺いました。

 目の前に広がる住空間がこんな風なら、例え同じ時間を過ごすにしても、コーヒーの味わいから耳に入る音楽、手に取る本の内容まで、きっと感じ方が違うだろう。大好きな洋画に出てくるような古いアパルトマンは私たちの憧れであり、一度は住んでみたいと思い描いた空間だ。そんな長年の憧れが実現へ。立役者となるのは薬院に事務所を構える『CODE STYLE』。今日は3月18日に完成した、同社のリノベーションルーム(展示場)を訪問した。

大きめに取った玄関は、キッチンやリビングの窓ガラスから光が入り、より広く明るく感じる作り。従来のマンションでは見られない演出に、来客者からの好感度がぐんとアップしそう。アンティーク家具さながらの風合いを持つ、オリジナルのシューズロッカーも自慢

 

 

 

 

 

 

 

 

 扉を開けてまず驚いたのは玄関の広さ。通常、おおよそのマンションが玄関をコンパクトかつ閉鎖的に済ませるところを、『CODE STYLE』は入口からすでに固定概念を覆す仕掛けを施している。外から入ると目の前にガラス窓で仕切られたキッチンが見えて、そこから差し込む自然光のおかげで玄関がとても明るく解放的なのだ。そのガラス窓には鉄格子が張られ、壁もコンクリートブロックでできた無骨でカッコイイ雰囲気。そのままダイニングへ進むと、レンガ造りの壁が印象的なアンティーク感漂う広々空間が続く。「インダストリアル調」とくくるには言葉足らずなほど完成度が高く、眺めるだけでも胸の高鳴りを抑えきれない。「実はディテールまで入念にこだわっていて、鉄製のドアも扉の格子も、僕らの世界観を共有できる熟練の職人さんにオリジナルで作ってもらっているんです。昔の建物がそうだったように、敢えてビスや溶接の痕を残したり、壁のレンガも一つひとつ積み立てたりね。空間の重厚感は、そういう細かな一つひとつで出来上がっているんです」と代表の三熊さんは語る。

 

本物が放つ重厚感。精到が息づく空気感。

 

壁に本物のレンガを張ることで重厚感を与え、また夜はレンガの凹凸に影ができて雰囲気もアップ。床やテーブル、椅子などは、レンガやアイアンに調和するウォールナット素材を使用。さらに、ダイニングとリビングのパーテーションをガラス仕立てにし、間仕切りしながらも奥行きを演出

 

Q. 空間がさまに見えるのは、どういう工夫から?
壁をワントーンで完結させず、コンクリートブロックやレンガ、モルタル塗装を施すなど、真っさらな状態ですでに独特のムードを放つように作っています。全体が落ち着いた色合いなので、シンプルな家具からカラフルな雑貨まで、何を置いても馴染みますよ。

 

▲ショールームのコンセプトは「EVERY DAY IS A NEW DAY」。音楽が趣味の旦那さんと、花屋で働く奥さんの二人暮らしの設定。ベランダからの眩しい光で新しい一日を迎え、リビングには自社プロダクト『CODE MUSIC』のスピーカーを置き、趣味の音楽を楽しむシーンを想定

 

部屋ごとにテイストをアレンジ
住人のスタイルが伝わる空間に

 展示場の1LDKには、部屋ごとにテーマを持った“絵になる空間”が広がっていた。大げさかもしれないが、まるで映画の主人公になれるようなムードたっぷりの佇まい。ちなみに、そんな部屋を作り上げるのは、ディスプレーする家具や雑貨だけでなく、何も置いていないベース空間こそが大きな要素であると気付く。壁の風合い、窓のあしらい、天井の演出、ドアノブやスイッチのパーツに至るまで、スケルトンのディテールが肝なのだ。そのために必要なこととは? 具体的なヒントと有効的なアプローチは、建築&デザインの強い味方『CODE STYLE』に直接聞きにいこう。暮らしのモチベーションを上げるリノベ住宅がきっと出来上がるはずだ。

 

一直線に伸びるキッチンは、窓ガラスを効果的に設けているので圧迫感がなく、パントリー付きで快適。オーソドックスなシステムキッチンも、黒地×真鍮の取っ手のスタイリッシュなデザインにブラッシュアップ

 

Q間取りにはどんな変化を持たせましたか?
2LDKの間取りを1LDKにし、奥さんの作業が効率化するようにキッチン横にパントリースペースを設けました。現代のライフスタイルに合わせ、和室も洋室に変えて、玄関には自転車が停められる空間を確保しています

 

固定概念にとらわれず、
自分らしさを楽しむ工夫をし
新しい趣味や価値を生み出す

タイルを張り合わせた洗面台は海外のホテル風

お手洗いは黒のタイルでモダン&シックに

 

突き当たりの寝室はアメリカのモーテル的なイメージ。廊下と床材を切り替え、縦ラインの木目の壁、インポートの照明などもディスプレー。このレトロな空気感が居心地の良さを高める

 

|Renovation Data
設計・施工:株式会社コードスタイル
築年:築35年
竣工:2017年3月
専有面積:85㎡
家族構成イメージ:2人(夫妻)
設計期間:1ヶ月
施工期間:2ヶ月
工事費:約1200万円

 

|Company Data
CODE STYLE(株式会社コードスタイル)
福岡市中央区薬院1-7-12-3F
092-406-9451
http://codestyle-web.com

 

 

 

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