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密かに話題のチャイ専門店 『Chai Tea Heron』

心と身体も温まるチャイで特別なひとときを。

「昨年の12月頃に薬院駅付近にチャイ屋ができたらしい」という情報をキャッチしたので、さっそく行って見ることに! MAPが示す目的地は一軒の住宅用アパート。よく見ると扉横には“open”と控えめに書かれた看板が。恐る恐るドアを開けると、店をひとりで切り盛りしているオーナーの竹井さんがカウンター越しに優しい笑顔で出迎えてくれ、目の前には小さくも温かな空間と、チャイの魅惑的な香りが広がっていた。

席に着くと天井近くにメニューを発見。

一番上に書いてある『チャイラテ』(580円) を注文してみた(このサインペンで手書きの感じもまた良い…)。

こちらは注文が入ってから茶葉を調合してチャイを作るスタイル。次々と目の前を行き来するスパイスの入った小瓶たち。蓋を少し開けるたびに漂う香りの数々。BGMも心なしか小さめでお湯を注ぐ音や、カップが振動して揺れる音が心地よく流れていく。待っている間でも目にも耳にも退屈することがない。

その所作に見入っていたらあっという間に甘い香りを漂わせてチャイが目の前へ運ばれてきた(いい香りゆえ思わず頬が緩んでしまった)。
こちらのチャイは一杯に対して、シナモンやカルダモンを始め、約11種類のスパイスを使用している。一口飲むたびにスパイスが“こんにちは〜”と顔を出し、最後にミルクとお砂糖が個性豊かなスパイスたちを包み込んで“またね〜”と甘さと優しさの余韻を残してさりげなく流れていく。

例えるなら「また会いたくなるチャイ」だ。(山田くん座布団持ってきて〜!)

話を聞いていくと、オーナーの竹井さんは以前うきは市の『MORITONERI』というカレー屋を営んでおり、そこで独学でチャイも作って出していたそう。そして昨年末にチャイ専門店としてこのお店を移転オープンした。

「なんでチャイだったんですか?」と聞くと

「実は僕、フランスの”ソース文化“が元々好きで。ベースが良ければ形態が変わっても美味しいものになると思っていたんです。チャイの考え方もどこか似ていて、自由度が高いし、まだ開拓されていないから、面白いなと。何かと組み合わせたり、形を変えたりできると思っているので、ゆくゆくはお客さん一人一人が好きな”チャイ“を楽しめるお店にしたいですね。実際にいま店では試作のチャイをお客さんに飲んでもらって、感想を聞いたり意見交換をしたりしていて、“みんなと作る”をテーマにした取り組みもしているんです」とのこと。

そんな「自分の意見が反映されたメニューが登場するかもしれない」なんて楽しみもこのお店ならではだ。

扉を開けた先にある特別な時間と特別な一杯をぜひ、体感してみて下さい!

Chai Tea Heron (チャイティーヘロン)

住所 福岡市中央区大宮1-4-22−武石大宮第一コーポ101号室
電話 なし
営業時間 17:00~21:00(日曜 12:00~19:00)
定休日 水曜
席数/10席、駐車場/なし
カード/不可、喫煙/不可

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