ラーメン界のレジェンド『博多元気一杯!!』を取材してきました。

福岡でこれほど語り草になっているラーメン店は他に類を見ない。下呉服町にある『博多元気一杯!!』。スープから飲まないと退店させられる。先に卓上の高菜を食べてもまた然り。さらには、携帯、撮影、読書禁止、店内をキョロキョロすることも禁止などなど。ファンはこれらのことをいわば都市伝説のように愛着をもって話す。そしてなにより「ラーメンが激旨!」だと。

店には看板がなく屋号も不確か。店先に掲げられたバケツが営業中の目印

店主・土井一夫さんは脱サラ後、自宅で豚骨を炊くなど独学でラーメンを研究し、1999年に同店オープン。開業1、2年で現在の看板のないスタイルに。今や全国からファンが押し寄せる名物店。連日行列のできる人気店でありながら、表舞台に出ることがなかった『博多元気一杯!!』。多くの謎に包まれている同店に今回特別に取材が許された。

まずは、やはりルールについて聞いてみたい。

「ラーメンはスープが命。和食など他のジャンルでもスープを使う料理が出てきたらまずは『どんな味がするんだろう?』って気になってダシから味わうでしょ」

「よく誤解されるのですが、ルールを課しているのではなく、”スープから飲みたい””集中して味わいたい”というお客様からの要望に応えた結果です。例えば、ひと言でコーヒー好きといっても、自分で焙煎して豆本来の味や香りを楽しみたい人もいれば、最初からミルクや砂糖を入れて飲むのが好きな人もいますよね。どちらが正しいというのではなく、ウチはラーメンにおいて前者、”狭く深く”楽しみたい人が集まっているだけなんですよ」と店主は話す。勝手なイメージで、どんなに怖い店主かと思いきや、とても気さくで柔らかい口調。話すこともとても理にかなっている。

厨房に入るとピリピリとした真剣な表情に。
「お客様に満足してもらえるかどうか、いつも緊張しっぱなしです」

同店のラーメンは、豚骨のさまざまな部位を炊いた濃厚とろみ系。口ざわりが驚くほどなめらかで、程よい甘さとともに奥深いコクが広がる。まずはスープから吟味してこそ、最高の美味しさが楽しめるラーメンである。

スープは豊かな香り、麺を持ち上げるような濃厚さが特徴。
スープが完成したら開店し、なくなり次第終了。
できばえに納得のいかない日は開店しない。

ここまで述べた『博多元気一杯!!』のラーメンを食べてみたいものの、少し緊張するような雰囲気にひるんでしまう人もいるかもしれない。

そういう方には柳橋連合市場と隣り合い2017年3月にオープンした2号店『博多元気一番!!』をオススメしたい。

特筆事項は第一に『博多元気一杯!!』と全く同じ豚骨ラーメンが味わえること。そして、本店と異なり、”味わい方はご自由に””小さな子供連れもOK”、さらに麺酒場の要素もあり、皆でワイワイ楽しめるなどより気軽な店になっている。

「博多元気一番!!」のラーメンは高菜なし650円で、高菜の辛さにより値段が変わる。コラーゲンたっぷりの豚骨スープは、レンゲが沈まないほど濃厚クリーミィ。豚骨の臭み、ざらつきがなく口当たりがいい。

ラーメン(650円※高菜なし)甘口~辛口高菜付き(700円)
激辛高菜付き(800円)、バリ激辛高菜付き(900円)
細ストレート麺との絡みも抜群。豚バラチャーシューの評判も高い。

高菜は、甘口〜バリ激辛まで5種類から選べ、ラーメンとは別皿で提供。スープを飲む前に高菜を投入してもOK!

 

また「博多元気一杯!!」「博多元気一番!!」ともに味わえる変わり種が、「カレー味替玉」。特製ルゥが麺にたっぷりとかかり、スープのとろみがより強くなる。

オリジナルの『カレー味替玉』(250円)で、最後の一滴まで堪能してもらいたい。

ラーメンに真剣に向き合い集中して食べる『博多元気一杯!!』、ラーメン居酒屋感覚で気軽に楽しめる『博多元気一番!!』。シーンによって使い分けよう。

博多元気一杯 !!

住所 福岡市博多区下呉服町4-31
電話 なし
営業時間 11:00頃~18:00頃(日祝日12:00頃~17:00頃)
※スープが売切れ次第終了
定休日/なし P/なし
席数/21席 カード/不可

博多元気一番!!

住所 福岡市中央区春吉1-1-1
電話 092-202-2222
営業時間 10:30〜24:00(土日祝日〜21:00)
※スープが売切れ次第終了
不定休 P/なし 席数/21席 カード/不可